「あおいちゃんこんにゃく好き説」は誤りかもしれない。
前に書いたこの記事、簡単に言うと
「ヤマノススメのあおいちゃん、こんにゃく好き説」です。書いた当時は短絡的に「こんに、まで打って普通はこんなにこんにゃく関連の単語でてこない」=「こんにゃく関連の単語複数をスマホで検索している」=「こんにゃくが好き」で結論付けてしまったんですけどよく考えてみたらもう一つの説が生まれたので書きます。
あおいちゃんがかえでさんに送るこのメッセージ、谷川岳に登りたいけどロープウェイがあって高所恐怖症のあおいちゃんは怖いから、先にひなたに電話し←(ここ重要)かえでさんに相談したら?というひなたのアドバイスを受けての行動であることを覚えておいてください。
そして昨日の夜、サードシーズン9話「それぞれの景色」を見返してるときに僕はほのかちゃんに気付かされました。あおいちゃんがほのかちゃんの住む群馬県に遊びに行き、伊香保温泉などを観光した後、高崎駅にてあおいちゃんが帰路に就く際、ほのかちゃんが「ある物」をお土産に渡します。それは群馬県の名産「こんにゃく」です。
僕の頭に電流が走りました。そして全てがつながる音がしたのです。
整理していきましょう。
まず、あおい&ひなたはセカンドシーズン新十四合目「お母さんと霧ヶ峰!」にて次に登る山を「谷川岳」に決定しました。それから新十六合目「思いをうけついで」の冒頭、あおいがひなたに電話するシーンから始まります。この電話のシーンですが登る山を谷川岳に決めてから恐らく数日が経過しています。(少なくとも100%一日は経過しています。)
あおいちゃんはその数日の間に谷川岳について調べた可能性があります。その前例としてあおいちゃんは高尾山に行く為に必要な装備をガイド本で調べたり、かえでさんから聞いたパワースポットについて詳しく調べてから向かったり、富士山に登る際にも自分で登山計画書を書いています。富士山は自分が提案したことなので当たり前という考え方もあると思いますが、その計画書は山の経験が豊富なかえでさんに「無理のない計画だと思う」と褒められています。このことからあおいちゃんは
「好きなこと、興味があることへの好奇心が強い」
「情報収集に余念がない」
「計画性がある」ということになります。
なので、今回の谷川岳も自分とひなたの大切な「思い出」として興味を持って調べたのではないでしょうか。その中で他県に行くのでせっかくならその土地の名産が食べたいと思ったあおいちゃんは谷川岳がある群馬県の名産、「こんにゃく」を見つけるわけです。そして調べていくうちにロープウェイへの不安が募り、ひなたに電話をしたのではないでしょうか。
(群馬県は農畜産物としてこんにゃくが非常に有名で、こんにゃくパークという施設もあります。)
つながりました。その後情報収集に余念がないあおいちゃんはスマホで「こんにゃく」「蒟蒻畑」「こんにゃくステーキ」「コンニャク」と検索したのです。何も設定をいじらなければスマホは最近打った単語を予測変換するので検索してからかえでさんにメッセージを送るまでさほど時間が経ってないと考えられます。だから「こんに」まで打っただけなのにあんなにこんにゃく関連の単語が乱立するのです。
ただ、この説1つだけ穴があります。その後かえでさんの家に集まった際の会話であおいちゃんがひなたと二人で小さいころ朝日を見たのが綺麗だと思ったと語った後かえでさんに「小屋泊になるね」と言われたときに始めて気づいたように「あっそうですね、予約しておかなくちゃ」と言います。
朝日を見るつもりなら小屋泊になるのは当然なので山小屋は一番に調べる必要がある気がしますが、あおいちゃんは調べていませんでした。ということは谷川岳及び群馬県については一切調べていないのではないかと考えましたが、
「あおいちゃんはその時点では実際に谷川岳で朝日を見る、とは考えてなかったので山小屋は調べなかった。」
「今回はひなたも発案者なので、詳細はひなたと二人で計画するつもりだった。」
と考えられ「山小屋を調べない」=「なにも調べていない」とは言い切れない。
ということでまとめると今回の結論として、あのスマホの予測変換の謎は「ヤマノススメのあおいちゃん、こんにゃく調べまくった説」になります。
個人的に今回の説の方が有力です。単純に「こんにゃくが好き」よりも背景がある分、説得力も高い気がします。
ほんの一瞬のカットからここまで考えられる「ヤマノススメ」最高です。